トランス脂肪酸は危険?安全?決着をつけよう!

ピー助

まどか~バター取ってくれ~。

まどか

バターなんて高級なもの買えるか!
マーガリン使え!

ピー助

いやいや、トランス脂肪酸って知ってる?
マーガリンとかに含まれていて、体に危険らしいよ?
てか、バターくらい買えるでしょ。俺稼いでるじゃん!?

まどか

お前が毎晩飲みすぎるからバターなんて買えるかよ!
トランス脂肪酸より酒の方が悪影響だわ!今日からアルコ―ル禁止!

ピー助

まじか……。

トランス脂肪酸」この言葉を聞いたことはありますか?

どこかで聞いたことがある!なんか体に悪そうなやつだった気がする…といった知識はあるかもしれませんが、具体的に体にどのような悪影響が及ぶのかまで詳しく知っている方は少ないのではないでしょうか。

トランス脂肪酸、なんと欧米では心筋梗塞やアレルギー疾患を引き起こしかねないという研究結果も出ており、非常に危険な成分であることが判明しているのです。

知らないうちに食べていたものが健康に悪いものだった!なんてことにならないようにトランス脂肪酸はなぜ体に悪いのか、どのような食べ物に含まれているのか、知っておいて損はないでしょう。 

1.トランス脂肪酸って知ってますか? 

トランス脂肪酸を皆さんはご存知でしょうか?

マーガリンに含まれている成分として耳にすることは多いかもしれません。まずは、そもそもトランス脂肪酸って何ですか?を解説するために定義から始めましょう!

トランス脂肪酸は、脂質の構成成分である脂肪酸の一種です。植物油などからマーガリンやショートニングなどを製造する際や植物油を高温にして脱臭する工程で生じます。また、天然でも、牛などの反すう動物に由来する乳製品や肉に含まれています。

(トランス脂肪酸に関するQ&A)

出展:厚生労働省HP(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000091319.html

この定義からトランス脂肪酸が脂質の一部であるということがわかります。

脂質は体を動かすエネルギーとなる大切な栄養素であり、肥満などの生活習慣病を引き起こす原因にもなりうる物質であることは言うまでもないことでしょう。

さらにトランス脂肪酸には

  1. 植物油を加工して作られる過程で生じる
  2. 天然の牛肉、牛乳などの乳製品

二つの生成過程ががあることもわかります。

2に注目すると乳製品にも含まれていることがわかります。

トランス脂肪酸自体が危険なのであれば、毎日口にしている牛乳やヨーグルト、牛肉だって危険な食べ物になってしまいますよね?

「え、どうしよう!」と怖くなった方、安心してください。全てが危険なわけではないのです。

2.トランス脂肪酸は危険ってホント?

乳製品も危ないの!?と驚いた方のために、最初に説明しておきますが、全てのトランス脂肪酸が危険なわけではないのです。ある製造方法で作られたものに限って、体に悪影響が出るかもしれないといわれているのです。

とある研究で欧米人を検査してみたところ、トランス脂肪酸の多い人ほど心筋梗塞や冠動脈疾患、アレルギー疾患など、体の不調を発症しやすいという結果が出ました。

ですが、乳製品や牛肉にはほとんど危険性はなく、液体の植物油等を「水素添加」という技術を用いて固めるときに発生するトランス脂肪酸が体に害を与えていることも判明。

つまり、「水素添加」の技術を用いて生産されたトランス脂肪酸が危険と言えるのです!

それ故に、欧米ではこの技術でつくられたトランス脂肪酸は原則禁止となっているのです。 

日本では禁止されていないの?と不安に思ったかもしれませんが、そもそもこの研究自体が日常的に脂質を多量に摂取する欧米人を対象としたもの。

脂質をあまり摂取しない日本人の食生活の中ではあまり関係のない話とも言えるのです。

だからといって安心してはいけませんよ!

日本人の中にも脂質を大量に摂取している人はいるでしょう。トランス脂肪酸の摂りすぎには、かなりのリスクが存在しているのです。

それではほんの一部をご紹介しましょう。

  1. 動脈硬化を引き起こし脳梗塞や心臓病を引き起こす
  2. 冠動脈性心疾患
  3. 肥満
  4. アレルギー性疾患
  5. 赤ちゃんへの影響(低体重での出産)

これらは悪影響のほんの一部です。

トランス脂肪酸は全ての人にとって危険だ!とは言い難いですが、気をつけておくに越したことはないでしょう。

3.どんな食べ物にトランス脂肪酸が含まれていて危険なの? 

トランス脂肪酸はあらゆるリスクを抱えていること。欧米で規制もされていることを先ほど説明しました。一方で、日本人の脂質摂取量が比較的少ないため、神経質に気にすることはないこともお話ししました。

でも、食事のたびに「これ、トランス脂肪酸入ってないよね!?」なんて気にしていたら食事が台無し。

そこでこんな食べ物や成分には気をつけよう!というものをいくつかピックアップしてみました!どれも身近な存在かもしれませんよ?

①成分表示から見るトランス脂肪酸

  • マーガリン 

トランス脂肪酸と言えばマーガリンを思い出す人も多いのではないかというほどの代表格。

ただし、現在はトランス脂肪酸が厳しく規制されている欧米にも対応できるほど対策が行われているので「マーガリン=危険」は一昔前の知識なのかもしれません。

  • ショートニング

あまり料理をしない人にとっては耳慣れない言葉かもしれませんが、こちらも注意が必要な成分に違いありません。主にクッキーやお菓子の材料として使われることが多く、サクサクとした食感が特徴的。

  • ファストブレッド

マーガリンの親戚という表現が適しているかもしれません。

違いはマーガリンの油脂含有率が80%以上に対して、ファストブレッドは80%未満。水分を多く含んでいる点が大きく違ってきます。また、風味を加えることもできる点もファストブレッドの利点と言われています。 

②食べ物で見るトランス脂肪酸

「フライドポテト」「ハンバーガー」「ピザ」「ケーキ」「クッキー」など脂質が比較的多いものや、ファストフードと呼ばれるものは要注意です。

ただ近年は健康への意識の高まりもあり、どのファストフード店も私用する原材料には気を付けているため徐々に改善されていることは確かなようです。

ここで日本マクドナルドの取り組みをご紹介します。

「日本マクドナルドは、欧米のトランス脂肪酸の規制とともに、これまでに原材料や調理方法などの研究に取り組んできました。

2007年にトランス脂肪酸を減らすため原材料の一つであるフライ油の仕様を変更いたしました。

このフライ油の仕様を変更したことで、マックフライポテトに含まれるトランス脂肪酸の量を減らすことが出来ました。」

日本マクドナルドHPより

出典:(http://www.mcdonalds.co.jp/safety/trans_fat/

4.トランス脂肪酸の摂りすぎライン、危険ラインとは!?

 もちろん摂取しないにこしたことはないが、ファストフードがここまで身近になってしまうとどうしても食べたい!という欲求が発生するのは仕方のないこと。

そこで、摂取量の目安を知り、トランス脂肪酸の摂りすぎに気を付けよう!

ここでは各製品100gに占めるトランス脂肪酸の含有量を紹介していきます。

あくまでも一例として参考にしてくださいね。

  1. マーガリン:7%
  2. ビスケット:1.8%
  3. スナック菓子:0.62%
  4. 食用調合油:1.4%

さらに、WHO。世界保健機関ではトランス脂肪酸の摂取量の目安は一日2g程度(※一日当たりの総エネルギー摂取量の1%未満が適性値とされているため)とされてます。

最も割合の多いマーガリンでも、25g程度は食べても問題はないとされている。

このように考えればかなりバランスの悪い食事をしていない限りトランス脂肪酸におびえることはないといえるのではないでしょうか?

5.まとめ

トランス脂肪酸は確かに危険な存在だということがお分かりいただけましたでしょうか?

ただ、日本人の食生活もあり欧米に比べるとトランス脂肪酸の影響はそれほど受けないということもまた事実です。

しかし、食の欧米化が今まで以上に進んでしまうと、いつの日か日本人もトランス脂肪酸に悩まされる時代がくるかもしれません。

自分はどれだけ脂質を摂取しているのか常に把握していることが大切かもしれませんね!

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